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皇帝の戯言

本館と別館 共用の戯言垂れ流し場です/BL要素多量含有・閲覧注意
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ある高校3年生のハロウィン・・・の続き 05

続き。 「ある高校3年生」 に視点が戻ってます


ハロウィンから数日後のこと。

休み時間に次の授業の準備をしていると、俺の目の前の席にその席の主じゃないヤツが突然腰を下ろした。 同じクラスになったことはないしトモダチじゃないが、顔も名前も知っている。 恐らく、同じ学年でコイツのことを知らないヤツはいないだろうってぐらい有名だから。 成績は常にトップクラスなのに、『暗いガリ勉君』 には見えない垢抜けた (悪く言うと遊び慣れた) 雰囲気のヤツで、性格もそれに見合って明るい所謂 『人気モノ』 ってヤツだ。

ソイツは椅子の背凭れに両腕を乗せるようにして俺の方に体は向けているものの、顔はこれ以上ないくらい横に背けている。
何か言いたそうなのにいつまで経っても口を開かないから、仕方なく俺から声を掛けてみた。

「えーと、俺になんか用・・・?」

するとソイツは、大袈裟にビクリと体を跳ねさせて、物凄い形相で俺を見た。 なんか、こえぇ~・・・

「お前さっ・・・」
「な・・・に?」
「なにしてくれちゃってんだよッ!?」

泣きそうに顔を歪めてソイツが叫んだ。

(続く)


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ある高校3年生のハロウィン・・・の続き 04


あっさり済ませてますが、一応イタしている場面ですので閉じておきます。
OK、大丈夫! の方だけ 「つづきはこちら」 からどうぞ。

ある高校3年生のハロウィン・・・の続き 03

続き。


項垂れる俺の頭上に潤の溜息が落ちる。 俺がショックを受けて項垂れていたと思ったのか (まあ、ショックはショックだけど、色々面倒臭すぎてショックだった)、俺を抱き寄せる潤の腕は優しかった。

「ごめんね。 いっつも同じようなことで嫉妬してキツいこと言っちゃうね、俺」

言い換えれば、いっつも俺が潤をヤキモキさせるようなボケをかましてるってことなんだけど。
そこを突付いてもお互い嫌な気分になるだけなので、黙っておく。

「カテキョ、辞めろって言わないのか?」
「言わないよ。 俺はソイツのことはどうでもいいけど、こんな時期にいきなり辞めたら和さんが無責任だと思われちゃうでしょ。 それは嫌だから。 でもね、やっぱり ──・・・」
「・・・わかってる。 充分気を付けるよ」

「絶対ね? 賭けを持ち掛けられても乗っちゃダメだよ? 泣かれても絆されちゃダメ。 男の涙なんて、女の涙よりもあざとい計算が含まれてるんだから。 わかった?」

「おま・・・、自分を棚に上げて、よくもまぁヌケヌケと・・・」
「俺はいいの」
「はいはい。 お前にやられたことに気を付けたらいいんだろ?」

ちょっとだけ厭味を言って報復すると、ちょっとだけ潤が困った顔をした。
まあ、潤が俺に言われっぱなしで済ますワケがないけどさ。

(続く)


ある高校3年生のハロウィン・・・の続き 02

続き。


「馬鹿って言う方が馬鹿だっ」
「ガキみてぇなこと言い返してんじゃねえよ。 大体なぁ、ハロウィンだからってノーマルな男がノーマルな男に菓子をあげるなんて有り得ねえだろうが! アンタ、男トモダチにハロウィンの菓子を渡したか? 渡すなんて考えもしてねえだろ? そこでまずオカシイと疑え!!」
「ぅ・・・」

── そ、そう言われてみればそうかもしれない。 ・・・いや、しかし。

「イタズラ云々、言われなかったか?」

── い、言われた。 ・・・・・・いやいや、しかし。

「いつもお世話になってるお礼だって・・・」

弱々しく言い返すと、また舌打ちされた。

「んなの、常套句じゃねえか。 アンタ、俺のカテキョだったこと忘れた? 俺にされたことは全部忘れたか? 何が発端で今俺とこうなってんのか思い出せよ、少しは考えろ!」
「・・・・・・・・・」

潤と市川に仕組まれて俺は潤の家庭教師になった。 ・・・疑うってことを知らなかったんだよな、俺。
妙な賭けを持ち掛けられ、俺は潤にキスをされた。 ・・・理不尽だとは思いつつ、言うこと聞いちゃったよなぁ、俺。
そう言えば、『いつものお礼』 でよくメシとか作って貰ってた。 ・・・そんでもってシッカリ餌付けされちゃったよなぁ~、俺。

勿論それだけの理由で潤と付き合い始めたワケじゃないが、流されて絆されたのが発端であるのは事実である。

「つまり・・・俺が教える子は皆ゲイかバイで、皆俺に下心を持つって思っていればいいの?」

男に好かれ易いのはさすがにもう自覚しているけど。
やっぱり俺は、接する男全てを警戒しながらこの先暮らしていかなきゃならないのか・・・?
そう考えると改めて気が遠くなる。 ってゆーか・・・、めんどくせー・・・。

(続く)


ある高校3年生のハロウィン・・・の続き 01

『厩番の戯言』 に上げた、『ある高校3年生のハロウィン』 の続きです。
当然ですが、ソチラをお読みでないと意味不明です。


* * *

(和)

「和成、ソレはなんだ?」

部屋に入るなり、テーブルの上に置いてあったオレンジ色の可愛らしい包みを睨みつけて潤が言った。

「何って、ハロウィンの・・・菓子?」
「んなのは見りゃわかる。 自分で買ったんじゃねえよな? どこのどいつに貰った?」

怒鳴ってはいなかったが、声にははっきりと苛立ちが滲んでいる。 俺を呼び捨てているし、言葉遣いが悪くなっているし・・・、つまりは怒ってるってことだ。 しかし怒っているのはわかるけど、怒っている理由がわからない。 俺にとってみればたかが菓子、それも全く疚しくない相手から貰ったハロウィンの菓子。 目くじらを立てるほどの物ではないと思うのだ。

「カテキョしてる子に貰ったんだよ。 前に言ったと思うけど、男だよ?」
「だからなんだ!? 女に貰うより始末が悪いだろうが!」
「え、なんで?」

俺の場合、例え女の子から貰ったとしても悲しいかな 『お義理』 の意味が強いと思う。
潤にとっては 『男から』 というのが引っ掛かるのかもしれないが、普通、男から菓子を貰っても 『下心がある』 なんて思わないだろう。

恐る恐るそう反論したら、潤はこれみよがしな舌打ちをして 『馬鹿じゃねえの』 と吐き捨てた。
いつものようにボケ呼ばわりされるのもムカつくが、馬鹿とはなんだ、馬鹿とは!

(続く)



多分、意味も無くかなり長い話になります

やはりスルーできない腐的イベントであった・・・

でも今年は清智潤和じゃないの。
豊と昌ちゃん (しかも昌ちゃん視点) なの


* * *


節分に豊とコンビニに行った時のこと。

「恵方巻きって、喰い方とか結構卑猥だよな」

おにぎりコーナーで足を止めて笑いながら俺が言うと、豊がメチャクチャ嫌そうな顔をした。

「エロオヤジみてえなこと言ってんな!」
「そんな怒ることないじゃん。 そりゃ、女に言ったらセクハラになっちゃうだろうけどさ~」
「別に怒ってねえよ!」
「怒ってんじゃん・・・。 てか、軽いジョークだしさぁ、流せよ」

豊は下ネタが苦手な男ではなかったはずだ。 でも、これはすごい拒絶反応。
なんでだろ?? フ○ラを匂わされたのがイヤなのか??
でも、『アレは絶対しない!』 って女はいっぱいいるけど、『絶対されたくない!』 なんて男に会ったことないしなぁ。
豊だって元カノにされたことあるはずだし? (←幼馴染みだからなんでも知ってる)
そりゃ、男に 『フ○ラしてくれ』 なんて要求されたら超イヤだけどぉ? (笑)


・・・って。

おい、ちょっと待て。
笑いごとじゃねえじゃん。

豊が今付き合ってんのって、男じゃん!!

・・・って。 ・・・え、ウソ・・・だろ??

「なぁ・・・、もしかして」
「うるせー、黙れ」

うっわ、この反応、確実に ”肯定” じゃん! 間違いないじゃん!
マージーかーよーっ!?


「俺・・・、八神さんってそういうこと言わないヒトかと思った。 なんかこう、ストイックっぽいっつーか?」


俺が言うと、豊は振り返ってフンっと鼻で笑った。


「見かけに騙されてんじゃねえよ。 俺は生まれてこの方、あれほどのエロオヤジに会ったことはない!」


断言かよ。 なんか酷い言われようで八神さんが気の毒になっちゃうけど・・・。
そっかぁ~・・・、そうなのかぁ~。 あの八神さんがねぇ~。

「まぁ、(男と) 付き合ってんだからそういう要求されても仕方ないのかなぁ~・・・とか? あはは・・・」 (←ヒトゴト)

「俺はやらないぞ! ぜってぇ~やらない!」
「あぁ・・・そうデスか・・・」
「あんなん咥えたらアゴ外れるっ!」 (コラコラ)

って、おい! 嫌な理由はソレかよッ!!
なんかもっと、男のプライド的なこととかじゃねえのかよ!?

胸のうちで思いっきり突っ込んでしまった俺だった。


あーあ。 次八神さんに会った時、俺、キョドりそうだなぁ・・・(苦笑)

てか、アゴ外れるほどって、どんだけデカいんだよ・・・?
いや別に、羨ましいワケじゃないけどぉ~?

つーか、恵方巻きを見る度に思い出しそうでイヤだなぁ・・・。


(おしまい)



コンビニ店内でこんな遣り取りをしている男ふたりがいたら間違いなくガン見する


得票率が低いからじゃないんです、決して!

保留になっている話の他にも、書きかけの清智話が数本あります。
今年のアンケで低迷してるからムキになって書き始めたワケじゃないんですよ。
寧ろヌルすぎて、そして智が勝手すぎて、そしてキヨがアホすぎてUPしたら余計に票が伸びなくなるだろうな~・・・なカンジの話ばっかりでして(苦笑)
ま、いっか・・・ (いいのか)

唐突ですが、明日は節分ですね~・・・
ここのところ、清智潤和の4人で恵方巻きSSを続けていたんですが、今年は余裕がないなぁ。 腐妄想にうってつけなイベントなのにね、残念です。
バレンタインなんていうビッグ・イベントも何もせずにスルーの予感です。
ああ、どうしてこんなに余裕がないんだ、オレ! ;∀;


* * *


話は変わってまたギ○タマネタなんですが。
アニ銀、今度こそ終わるんですか? まあ、4年もやってればいつ終わっても不思議じゃないんでしょうが・・・
今更のドブ嵌り状態の染ですが、木曜18時オンタイムで観られないせいか (←気付くといつも19時過ぎてる・・・)、原作コミックがまだ終わらないせいか、GE○のDVD旧作百円の陰謀でそっちを観倒しているせいか・・・、あんまり寂しくは感じません。 でも、長年のファンの方は寂しいのでしょうね。 二次で頑張っている方が、アニ銀終了にも負けずに活動し続けて下さることを切に願います。 マジで。


なんか他に書かなきゃならないことがあったような気がするけど思い出せないのでココで止めておきます。 (テキトウすぐる・・・)

魔王は粉薬が飲めないんですよ 05 (完結)

続き。 今日はちょっと長めです。


弱点を知ったというか、彼の重大な弱味を握った気分で俺はかなり浮かれ気味だった。

「オブラート、買ってきましょうか?」

ニヤけそうになるのを堪えて俺が訊く。

「いや、要らないよ」

そう答えた八神さんは、電話中とは打って変わって穏やかで。
あれ、なんか、ちょっと嫌な予感が・・・。 俺の本能が警報を鳴らし始める。

「・・・でも、飲めないんでしょ?」
「うん、でも、飲ませてもらうから」
「飲ませて・・・もらうって」
「うん、口移しで」

誰に、と訊くまでもなかった。
俺の手首は、ガッチリと八神さんに握られていた。

「いや・・・、あの、無理でしょソレ」
「口移しで飲ませてもらえって、板倉先生が言ったんだ」
「え、だって粉薬なんてどうやって・・・」
「俺も知らない。 でも、医者がそうしろって言ったんだもの、指示には従わなきゃ」

困るよねぇ・・・と口では言いながら、ちっとも困ってなさそうだった。 そして微妙に嬉しそうだった。
おいおい、さっきまでは超不機嫌だったじゃねえか。 粉薬なんて処方すんじゃねえってその医者にキレてたじゃねえか!

いや、でもホント、粉薬を口移しなんてどう考えてもムリ・・・だろ!?

病人らしからぬ力で、掴まれた手首をグイグイと引っ張られる。
逃げようにも逃げられない。

つーか、まさかこの為にわざと風邪引いたんじゃねえだろうな??
あ、もしかして、板倉先生もグルなのかっ!?

─── つい、埒も無いことを考えてしまった俺だった。


(おしまい)



こんなオチでごめんなさいね ^∀^;


魔王は粉薬が飲めないんですよ 04

続き。


まだぐずぐずとゴネようとする八神さんの肩を押してベッドに寝かせた。
甘えるのは確かに病人の特権だと思うけどさ。 今の八神さんはその特権を最大限に利用しているよな。
『氷枕が固い』 だの 『アイスが喰いたい、喰わせろ』 だの、子供みたいなこと言って。 前に風邪を引いた時はもっと俺に遠慮してたよな~なんて思い出しながら薬と水を持って行くと、思いっきり舌打ちされた。 そして彼はどこかに電話をしだした。

「おいおい、なんで電話に出るんだ。 院内は携帯禁止じゃねえのか」

どうやらさっきの先生のとこらしい。 自分から電話を掛けておいてその言い草はないだろ・・・と俺は呆れてたんだけど、そんなのはいつものことなのか、先生は気にしている様子でもなかった。

『休憩中なんだよ。 なんの用だ、俺の貴重な休憩時間を無駄にしてくれるな』
「お前、何年俺の主治医やってんだ」
『あぁ?』
「俺が粉薬飲めねえの知ってんだろうが! あんなモン処方すんじゃねえよ!」
『あー、そうだっけ~?』

携帯を握り潰しそうな勢いで唸っている八神さんに比べ、電話から微かに洩れ聞こえてくる先生の声は超呑気だ。
しかしそんなことよりも・・・、俺は、八神さんが粉薬を飲めないことを今初めて知った。

つーか、なにソレ、コドモかよ!? 超面白いんだけどっ!?

(次がラストです)



あ、モチロン、板倉先生も八神同様格好いい (という設定) ですよ~。
中身も八神同様ろくでもないと思いますが(笑)
それと、人数が増えても大変ということはないんですよ。 ただ、サブキャラの妄想の方が楽しくなっちゃったりして、話が長くなっちゃうんです・・・ (そして、そいつのせいでオチが変わってしまうことも多々アリ←染、プロット立てないから) ^^;


魔王は粉薬が飲めないんですよ 03

続き。


「だから嫌だったんだ!」

病院に行く前から不機嫌だったが、部屋に戻って来てからの八神さんは更に不機嫌だった。
それもそうだろう。 八神さんの診察は1分と超短かかったにもかかわらず、俺への問診 (なのか?) はやたらと長かったからだ。 『歳、いくつ?』 から始まり、『どこで知り合ったの?』、『いつから?』 などなど・・・。 結局、キレた八神さんが先生のスネを蹴り飛ばして野次馬根性丸出しの下世話な質問攻撃は終了した。

「なに笑ってんだ、豊」
「んー・・・、呆れて苦笑いって感じ。 さすが、八神さんの幼馴染みって言うか・・・同類、みたいな?」
「冗談じゃない、あんなヤツと一緒にするな!」

八神さんは本気でご立腹だ。
けど、デコに冷え/ピタ貼って顰め面されても全然迫力ないし。

「はいはい、わかりましたから。 もう休んでくださいって」
「あーー、ヤだな、その駄々捏ねる女を軽く遇う~みたいな対応」
「俺は八神さんと違ってそんな女性のあしらい方は知らないです」
「うわ、弱った病人にイヤミまで言ってる」
「や~が~み~さんっ! いいからもう寝て!」

(まーだ続く)



どうでもいいことですが、八神の幼馴染みの医者は板倉先生といいます。 八神より2~3歳年上です。 余計な人物を登場させるから長くなっちゃうんですよね。
てことで (?) あと2、3話続きます(苦笑)

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